畑の定点観測

不耕起 草や虫を生かす 持ち込まない 

畑の状態を時系列で写真撮影したものを、スライドショーで表示しています。詳細は下の写真とテキストを参照。

自然農法開始(2012年10月)からの畑の変化

撮影:2012年10月。畑は数年間作物を作ることはなく、除草目的で不定期に耕起のみが行われていた。最後の耕起は、2か月前ごろか。夏の暑い時期なので直ぐに夏草が生えてきている。
畑は灰色をしており、豊かな黒土とは言えない。おそらく浅間山の火山灰の影響等が、歴史的な近い時期にあったのであろうか。

撮影:2013年4月末。畑は春草が枯れ始めているところ。
春草は、ナズナ、オオイヌノフグリ、ノボロギク等が見られた。通常農家はこの種の草を嫌う。自然農法では、これらを活かす。

撮影:左2枚2014年1月、右2枚2014年4月。1月の畑は緑がまったく見られず味気ない。
4月に枯草の間から一気に繁茂してきたのは、へアリーベッチ(オーストラリア産、カラスノエンドウ)だ。昨年の秋に緑肥として、ばら撒きしてあった。

撮影:左2枚2014年6月、右2枚2014年8月。へアリーベッチが枯れたところに生えてきたのは、オオアレチノギクだ。
昨年の夏にも大発生して苦労して除草している。今年も生えてきたが密度が薄くなっている。もちろん除草した。
左の2枚は2か月後の姿で、取り残しのオオアレチノギクとメヒシバが繁茂していた。

撮影:2014年8月。オオアレチノギクには苦労する。中央の写真は、4月に植えたプラム。

撮影:2014年10月。10月に入ると畑もだいぶ落ち着いてくる。

撮影:2014年12月。緑が消え寒々としてくる。奥に見えるのは、昨年蒔いたへアリーベッチの種が落ちて自然に 生えてきたもの。

撮影:2015年3月3日。ジャガイモの植え付けを行った日に撮影、まだまだ寒い日が続いている。

撮影:2015年4月27日。4月も後半になるとだいぶ暖かい日が多くなった。今日は初夏の様である。 畑は緑がだいぶ目に付く様になった。

撮影:2015年5月11日。5月に入ると畑は一気に緑が濃くなる。紫色にみえるのはへアリーベッチの花で、昨年蒔いたものが種を作り自然に生えてきたもの。 畑は緑がだいぶ目に付く様になった。

撮影:2015年6月3日。6月に入ったが、雨量が全く少ない。冬生の植物が枯れ始め、赤茶色に変色してきた。

撮影:2015年7月13日。7月に入ってやっと梅雨らしくなり、雨の日が多くなった。ただここ数日は雨の無い高温が続き、畑の土はすっかり乾いている。

撮影:2015年8月4日。7月末から8月に入り酷暑が続いている。温暖化の影響か。作物はキュウリが峠を越し、スイカ、マクワウリの収穫が始まった。 ただそれらのツルは草にまみれて、畑のどこにあるのか、一向にわからない。

撮影:2015年9月11日。酷暑の夏はようやく峠をこした。台風18号は温帯低気圧となったが、東日本から東北にかけて 大雨をもたらした。撮影はつかの間の晴れ間を狙った。畑ではメヒシバ、エノコログサが大きく成長している。 除草対象としてるアメリカセンダングサもしつこく生えてきている。

撮影:2015年10月28日。10月に入ると雨は殆ど降らず、夏草はだいぶ枯れてくる。エノコログサは通常50cm位なのだが、 栄養がよいせいか1mぐらいまで成長した。アメリカセンダングサは夏草に分類されているがこの時期になっても枯れることはなく、この日大除草を行った。

撮影:2015年12月3日。12月に入ったが暖かい日が続き、11月下旬に降った雨で畑は適度に湿っている。 そのせいか、へアリーベッチの春先にこぼれた種が発芽し、よく成長して、所どころ青々としている。

撮影:2015年12月24日。12月下旬に入ったが適度の雨と暖かい日が続き、例年になく青々している。

撮影:2016年1月3日。

撮影:2016年2月4日。立春を過ぎ朝方はだいぶ冷え込むが、太陽が昇ると暖かくなる。畑の作物、カブと小松菜は成長が止まり 葉はだいぶ枯れてきた。青くみえるのは2013年の秋に蒔いた緑肥用のへアリーベッチが種を残して継続しているもの。

撮影:2016年3月2日。3月に入ったが朝晩だいぶ冷え込んでいる。見た目には2月とあまり変わらない。

撮影:2016年3月21日。3月中旬に雨の日が多く、暖かい日も続き、だいぶ青々としてきた。青々としているのは、まめっこ(オーストラリア産の カラスのエンドウ)で3年前に緑肥として蒔いたものが継続して自生している。

撮影:2016年4月13日。久しぶりに畑にきたら、まめっこ(オーストラリア産のカラスのエンドウ)が大きく育っていた。畑全体が青々としていてこの時期に早くも初夏のようだ。

撮影:2016年5月2日。まめっこ(オーストラリア産のカラスのエンドウ)が更に大きく成長。畑全体が青々としていてこの時期に早くも初夏のようだ。

>撮影:2016年6月5日。一ヶ月で景色が大きく変わった。冬草のまめっこが一気に枯れた。日照り続きのせいもあるのだろうが、ここだけ見れば秋のようだ。それにしても雨がほしい。

撮影:2016年7月6日。冬草のまめっこが枯れ、このところの雨で満を持すかのように青い草が芽吹きだした。まず、メヒシバ、ハシバミ、コニシキソウ、それに成長すると厄介なアメリカセンダン草、これは除草する。

撮影:2016年7月28日。夏草が覆い茂り、野菜類が確認しにくくなった。夏草の6割がメヒシバ、2割がエノコログサ、1割はアメリカセンダングサでこれは除草する。

撮影:2016年9月6日。9月に入っても暑い日が続いて植物の勢いはよい。