草や虫の観察

不耕起 草や虫を生かす 持ち込まない 

 生かす草と除草する草 

耕作放棄地の写真

2015年12月の撮影、手前に見える背丈の高い植物はセンダン草やススキ、耕作が放棄されるとこのような植物が繁茂し放っておく手におえなくなる。

オオアレチノギク イラスト

写真はオオアレチノギク。この段階では簡単に根から引き抜くことができた。

イラスト 自然農法のこころは自然を活かすことである。しかし、いわゆる耕作放棄地を見れば判るが、人が手を入れてきた農地は、耕作を放棄すると 途端に、オオアレチノギクや、セイタカアワダチソウなどの外来植物が繁茂して手が付けられなくなってしまう。

イラスト 自然農法と言っても、それなりに手を入れることが必要なようだ。活かす植物と除草してやる植物の選別が重要になると考えられる。

イラスト 活かす植物は、一年草で地下茎がはびこらず、背丈が50cm程度以下、と考えることにした。逆に除草が必要な植物は、他の植物を駆逐して、 大きく育ってしまう植物で、外来植物は、この傾向が強い。

 畑に自然に生える植物 

畑の草の写真 畑の草の写真 畑の草の写真

撮影2013年3月、放置5か月後。緑肥として蒔いた小麦(これは自然ではない)が 発芽せずに残っている。ホトケノザが確認できる。

撮影2013年3月、放置5か月後、ノボロギク等が生えている。

撮影2013年4月、放置6か月後、ナズナは黄色くなった。

草 畑の最初の写真 畑の拡大写真

撮影2014年4月、放置1年6か月後。手前はアメリカフウロ、昭和期の帰化植物。後方はキツネアザミか。

撮影2014年6月、放置1年8か月後、オオアレチノギク;除草対象、南アメリカ原産の帰化植物、名前からも 想像されるが、抜いても抜いても出てくる厄介者。

撮影2014年8月、放置1年10か月後、アメリカセンダングサ:除草対象、エノコログサが確認できる。

草 畑の最初の写真 畑の拡大写真

撮影2014年8月、放置1年11か月後。西洋タンポポか。

撮影2014年8月、放置1年11か月後、クローバーが生えていた。

撮影2014年9月、放置1年11か月後、スミレが大きく育っていた。

草 畑の最初の写真 アメリカセンダングサの花

撮影2014年9月、放置1年11か月後。昨年緑肥で蒔いた「まめっこ(からすのえんどう)」の種が落ちて発芽したもの、自然ではない。

撮影2014年10月、放置2年後、なぜか菊が生えていたので、周りの草を抜いてやったら、大きく育った。

撮影2014年10月、放置2年後、アメリカセンダングサの花。花が枯れるとひっつき虫と言われる種ができ、農作業の邪魔をする。これは除草対象にした。

草アメリカフウロの双葉 畑の拡大写真 畑の拡大写真

撮影2014年10月、放置2年後。双葉の植物がたくさん芽吹いていた。その時は何かわからなかったが、アメリカフウロの双葉と判明。

撮影2014年12月、放置2年2か月後、枯草の隙間からホトケノザが顔を出している。

撮影2015年3月、放置2年5か月後、スズメノチヤヒキか、種ができたら別途判定。

草アメリカフロウの双葉 生長したアメリカフロウ 花ダミー写真

撮影2015年3月、放置2年5か月後。春先に冬草のアメリカフウロやスズメノチャヒキが混成している。

撮影2015年3月、放置2年5か月後、上左のアメリカフウロが生長したもの。

撮影2015年4月、放置2年6か月、ブタナ(キク科、多年草、昭和初期に帰化)か。   

タンポポ ノミノフスマ スズメノチヤヒキ

撮影2015年4月、放置2年6か月後。セイヨウタンポポ(キク科、ヨーロッパ原産)と判定、土の栄養が良くなったせいか大きく成長している。

撮影2015年4月、放置2年6か月後、早春に白い花を咲かせるとあり、ノミノフスマ(ナデシコ科、日本原産)と判定、初めて見る植物。

撮影2015年4月、スズメノチヤヒキと判定、イネ科、冬生一年草、  

セイタカアワダチソウ アメリカフウロの花 不明

撮影2015年5月11日、放置2年7か月後。クキの色からセイタカアワダチソウと判定。越年多年草で、風散布種子と地下茎で大群落 をなすとあり、除草対象

撮影2015年5月11日、放置2年7か月後、アメリカフウロの花、このあと直に枯れるだろう。

撮影2015年5月22日、放置後2年7か月、ヒメオドリコソウと判定、種子はアリ散布とある。ヨーロッパ原産の越年草。  

不明 不明 不明

撮影2015年5月22日、放置2年7か月後。ヘクソカズラと判定、つる性多年草。除草対象

撮影2015年5月22日、放置2年7か月後、ガガイモと判定、つる性多年草。除草対象

撮影2015年5月22日、放置後2年7か月後、オニノゲシか、ヨーロッパ原産、キク科の越年草、様子を見る。  

不明 アメリカフウロ セイタカアワダチソウ

撮影2015年5月22日、放置2年7か月後、調査中

撮影2015年5月22日、放置2年7か月後、手前アメリカフウロ、奥スズメノチヤヒキ、そろそろ枯れ始めた。

撮影2015年5月22日、放置後2年7か月後、調査中セイタカアワダチソウ、除草対象  

へびいちご オオバコ セイタカアワダチソウ

撮影2015年6月29日、放置2年8か月後、ヘビイチゴ、越年する多年草、多年草は除草対象としたいが、様子を見る

撮影2015年6月26日、放置2年8か月後、オオバコ、冬生の多年草、様子を見る

撮影2015年7月13日、放置後2年9か月後、ヒメミカンソウか、一年草、暖かい地方に生えるとあり、温暖化の影響か、あまり見ない雑草。夜間に葉を閉じる。様子を見る。  

へびいちご オオバコ 調査中

撮影2015年7月13日、放置2年9か月後、調査中

撮影2015年7月13日、放置2年9か月後、エノキグサか、夏の畑の害草の一つとある。一年草、様子を見る。

撮影2015年7月13日、放置後2年9か月後、ハコベか 

エノコログサ 調査中 メヒシバ

撮影2015年8月18日、放置2年10か月後、エノコログサ、イネ科一年草、様子を見る。

撮影2015年9月11日、放置後2年10か月後、ヒメミカンソウの成長したものか。 

撮影2015年9月11日、放置後2年10か月後、メヒシバ、夏の代表的な一年草イネ科の雑草とある。自然農法に欠かせない、秋にはきれいに枯れる。 

エノコログサ ホトケノザ キャベツ

撮影2015年10月28日、放置3年後、エノコログサは枯れてきた。手前のアメリカセンダングサは青々している。

撮影2015年11月5日、放置後3年0か月、この時期にホトケノザがきれいに咲く。 

撮影2015年12月24日、放置後3年1か月後、このキャベツは自然ではない、ホームセンターで購入して植えてあったもので、2年目の姿。 

緑肥 緑肥 ヒメオドリコソウ

撮影2015年12月24日、放置3年1か月後、自然ではないが緑肥として蒔いたベアリーヘッチの姿。

撮影2016年2月4日、放置後3年3か月後、同左寒い日が続いて勢いがない。葉の色が変わってきた。 

撮影2016年3月21日、放置後3年4か月後、ヒメオドリコソウの花、冬生で3月から6月にかけて花を咲かせる。ヨーロッパ原産

ナズナ オオイヌノフグリ スミレ

撮影2016年3月21日、放置3年4か月後、冬生のナズナが見つかった。最初の頃はたくさん見られたが姿を消していた。

撮影2016年2月4日、放置後3年4か月後、オオイヌノフグリ、早春を彩る代表的草本とある。ヨーロッパ原産 

撮影2016年3月21日、放置後3年4か月後、スミレの花、冬生多年草。 

ヒメオドリコソウ アメリカフウロ オニタビラコ

撮影2016年4月13日、放置後3年5か月後、ヒメオドリコソウの花その2。

撮影2016年4月13日、放置後3年5か月後、今年もアメリカフウロが生えてきた。一時の勢いはない。 

 

撮影2016年4月13日、放置後3年5か月後、オニタビラコ、冬生一年草。 

プラム カラスムギ コニシキソウ

撮影2016年5月2日、放置後3年6か月後、2年ほど前に植えたプラム、鹿(と思われる)の食害に合いながらも葉を付ける。

撮影2016年5月16日、放置後3年6か月後、カラスムギが生えていた。 

 

撮影2016年6月19日、放置後3年7か月後、ヒメミカンソウ、大きく成長している。夏生一年草。 

不明 ハシバミ メヒシバ、

撮影2016年6月21日、放置後3年7か月後、名前はよく分からない。草と言うより、木質を感じる。

撮影2016年5月16日、放置後3年6か月後、ハシバミが生えていた。背が低いので他の植物との軍拡競争に勝てるか。 

 

撮影2016年6月19日、放置後3年7か月後、メヒシバが生え始めた。土を肥やす大事な植物る。夏生一年草。 

センダングサ センダングサ メヒシバ、

撮影2016年7月6日、放置後3年8か月後、アメリカセンダングサ。おおきくなると厄介、除草する。

撮影2016年9月6日、放置後3年10か月後、大きく成長したアメリカセンダングサ。抜いても抜いても出てくる。 

 

撮影2016年9月15日、放置後3年10か月後、メヒシバが大きく成長した。夏生一年草。 

赤い花 エノコログサ メヒシバ、

撮影2016年10月21日、放置後4年1か月後、オレンジ色の花弁が鮮やか、名前は不明。

撮影2016年12月15日、放置後4年3か月後、エノコログサもすっかり枯れた。 

 

撮影2016年12月15日、放置後4年3か月後、メヒシバはこの時期すっかり枯れる。この後土との接触面から微生物により分解され土に還る。 

ミミナグサ アメリカフウロ オオイヌノフグリ、

撮影2017年3月14日、放置後4年6か月後、小ぶりの可愛い雑草。、雑草図鑑から冬生のミミナグサと判定。

撮影2017年3月30日、放置後4年6か月後、アメリカフウロが枯草の隙間から顔を出していた。 

 

撮影2017年3月30日、放置後4年6か月後、オオイヌノフグリの花が咲いていた。 

プラム アメリカフウロ へアリーベッチ

撮影2017年3月30日、放置後4年6か月後、鹿の食害でダメかと思ったが復活してきた。

撮影2017年4月19日、放置後4年7か月後、セイヨウタンポポか、勢いが良い。 

 

撮影2017年5月15日、放置後4年8か月後、緑肥として蒔いたへアリーベッチの花。 

ニンジンの花 コニシキソウ アメリカセンダングサ

撮影2017年7月17日、放置後4年10か月後、昨年の秋に蒔いたニンジンに花が咲いた。

撮影2017年7月31日、放置後4年10か月後、奥に見えるのはオオニシキソウか、手前はアメリカセンダングサ、この草は除草対象としている。 

 

撮影2017年7月31日、放置後4年10か月後、アメリカセンダングサが繁茂、除草が大変だ。 

ミニトマト 雑草 雑草

撮影2020年9月8日、放置後8年、自然に生えて実をつけたミニトマト。

撮影2020年9月8日、放置後8年、名前は未確認のつる草。 

 

撮影2020年9月8日、放置後8年、色々な草が繁茂、除草の要否を検討要。 

マルバルコウ イヌタデ イヌタデ

撮影2020年10月14日、放置後8年、マルバルコウに花が咲いた。

撮影2020年10月14日、放置後8年、イヌタデか、湿地を好むとあり、雨が多かったので発芽したか。 

 

撮影2023年9月18日、放置後11年、ホシデ朝顔と判定、このところ大量発生している。 

 畑で見られる虫たち 

てんとう虫 てんとう虫 てんとう虫

撮影2014年4月、へアリーベッチの上を気持ち良さそうに這いまわるてんとう虫

撮影2015年3月、気温15℃の暖かい日、枯葉の上を歩くてんとう虫。てんとう虫って冬をこせるのかな。 

撮影2015年3月、左に同じ

  バッタ バッタ拡大  カエルのミイラ   

撮影2015年3月、畑の観察でバッタ(種類は不明)を見つけた。どこにいるのか、わかりますか?

撮影2015年3月、バッタの部分を拡大。見事な擬態・保護色、捕食者から身を守るための方策か。

撮影2015年3月、この時期にカエルを見るとは思わなかった。ミイラ状態となっており、冬眠から早く目覚めすぎたか?

クモ クモ拡大  クモの巣穴   

撮影2015年3月、暖かくなったせいか、畑を歩くとクモがたくさん出てきた。人の1m位前をススと移動する。大変素早い動きをする。バッタと同様、どこにいるのか、わかりますか?

撮影2015年3月、クモの部分を拡大。バッタと同様見事な保護色。  

撮影2015年3月、残念ながらクモは映っていないが、この穴から顔を出して獲物をねらっていた。  

謎の穴 冬眠から覚めたカエル きじ 

撮影2015年4月、径は3cm程度の謎の穴を見つけた。このような穴が付近にいくつかある。ネズミかな?

撮影2015年4月、冬眠から覚めたカエルか。見事な擬態は忍者のよう。

撮影2015年4月15日、畑の近くをキジが散歩していた。

きじ モンシロチョウ 蜂 

撮影2015年4月27日、暑いぐらいの日で、農作業をしているとキジが盛んに鳴いていた。

撮影2015年4月27日、モンシロチョウかな。

撮影2015年4月27日、タンポポの花の上を蜂が盛んに動き回っていた。

ネギ坊主と蜂 カメムシ モンシロチョウ 

撮影2015年4月27日、蜂がネギ坊主の上を盛んに動き回っていた。

撮影2015年4月27日、タンポポの花の上を動き回る昆虫,ハナムグリ(コガネムシ科)か。

撮影2015年4月27日、モンシロチョウの飛翔。

まめっこと蜂 きじ きじ 

撮影2015年5月14日、「まめっこ」が大繁茂、花の蜜を吸うミツバチ。

撮影2015年5月11日、畑の周りに縄張りを持つキジ。

撮影2015年5月14日、今日もまたキジが歓迎してくれた。

グロテスクな芋虫 ブロッコリーに付く虫 カエル

撮影2015年6月10日、ジャガイモを収穫中、土の中から現れた。ヨトウガという蛾の幼虫のようだ。反射的に補殺した。

撮影2015年6月22日、ブロッコリーの葉に付く虫。模様からカメムシ科のナガメと判定

撮影2015年7月13日、今年生まれたカエルか。

カメムシ科か トカゲ バッタ

撮影2015年7月13日、調査中。

撮影2015年7月13日、木に登ったトカゲ、この日は大変暑く、地面から避難してきたか

撮影2015年8月18日、種類は不明であるが、この時期色々な種類のバッタが見られる。

バッタ カエル モグラ跡

撮影2015年10月6日、回りの色に合わせ、茶色く変色したバッタ。

撮影2015年10月6日、日向ぼっこをするカエル

撮影2016年2月4日、モグラが土を掘り起こした跡がよく見られるようになった。

テントウムシ はち 芋虫

撮影2016年3月21日、まだ寒いのにテントウムシは元気だ。

撮影2016年4月13日、4月に入りだいぶ暖かくなり、蜂が活動を始めた。

撮影2016年4月13日、里芋を植えようと穴を掘ったら出てきた芋虫、蛾の幼虫か。

カエル カメムシ科 カメムシ科

撮影2016年4月13日、カエルも動き出した。見事な擬態。

撮影2016年4月13日、昨年ブロッコリーについたナガメ、交尾の最中か?。

撮影2016年4月13日、カメムシ科の昆虫か、暖かくなって一気に虫たちが動き出した。

さなぎ 蝶 毛虫

撮影2016年4月13日、里芋の植え付けで土を掘ったら出てきた。

撮影2016年5月2日、薄紫色をした小さな蝶。草の上を気持ち良さそうに飛んでいた。ネット調査でミズイロオナガシジミと判定。

撮影2016年5月2日、ふと足元を見ると何ともグロテスクな毛虫がいた。ネットで調べるとツマグロヒョウモンという蝶の幼虫のようだ。

穴 動物のフン イモムシ

撮影2017年3月3日、畑にこのような穴が散見される。おそらく野ねずみの類と推定

撮影2017年3月3日、枯草の上に落とされたフン、タヌキか?。

撮影2017年3月30日、里芋の植え付け時に土の中から出てきた。

テントウムシ 蝶 蝶

撮影2017年5月12日、畑でよくみられるてんとう虫

撮影2017年7月31日、キュウリの花の周りを小さな蝶が飛んでいた。

撮影2017年7月日、ナスの花。

フタトガリコヤガ

撮影2017年7月9日、オクラの葉についた青虫、ネット調査でフタトガリコヤガと判明した。大量発生は無いとあり、その場で補殺した。

フタトガリコヤガ

撮影2018年5月8日、ネット調査でヤガ科アヤモクメの幼虫と判明、スイパ、ジャガイモ、カラスノエンドウなど様々な植物の葉を食べる