自然農法12年目(2024年)の野菜作り
撮影2012年10月撮影 自然農法を初めた時の畑:10年前
撮影2024年4月撮影 今の畑の様子 ヘアリーベッチが繁茂している、手前に見えるのはアスパラガス
今年(2024年)で自然農法は12年目に入った。3年程前から獣害、特にイノシシの食害対策に追われたが、2022年に電気柵を設置してからは、食害は発生していない。一時ソーラパネルの発電をうまくバッテリーに充電されなくなっていたが、最近自然に復帰していた。ラッキー
獣害から解放されて安心して野菜作りに励むことができるようになっている。
しかし、昨年(2023年)の野菜づくりはさんざんな年となってしまった。高温と少雨でカボチャは枯れてしまうし、キュウリやナスは例年の2,3割しか実を付けなかった。秋蒔きのダイコン、カブ、コマツナは発芽は確認できたものの、食害で畑から消えてしまったのだ。異常気象は自然農法に壊滅的な影響をもたらしている。
12年目の畑
右下の写真は今年3月の畑の写真だ。3月は、多くの植物はまだ芽をだすことも無いのだが緑肥として蒔いたヘアリーベッチは、この時期に青々と茂っている。この植物は6月に入ると種をつけて枯れるので正に緑肥として最適な植物だ。
草を活かすのが自然農法の肝である。ただ肥えた土は草も大きく育つ。ともすれば野菜の成長を阻害してしまうことになるので、草と野菜の距離感・バランスが大事になる。今年のテーマをここ(バランス)に絞り野菜作りを進めてゆく。
もう一つ、自然農法のメリットは害虫が発生しにくいことと病気になりにくいことと言われているのだが、昨年は害虫の異常発生があった。今年はどうなることか。
自然農法開始から12年目(2024年)の野菜作り 現在進行中
現在(2024年)の畑の状況
年度が代わって一番先にやる仕事
冬が終わり、年度の一番先にやる農作業がジャガイモの定植で、野菜づくりの中では最も失敗が無い。今回購入した種イモはメークイン3kg、とうや2kgだ。一般的には適当な大きさにカットして植える様だがカットをせずにそのまま植えた。写真は4月29日の撮影で、ジャガイモの芽を覆っていたヘアリーベッチをどけてやった。
アスパラガスが収穫できた
左上:久しぶりに畑に行ってみるとアスパラガスが大きく成長しているのを確認した。このアスパラガスは数年目に苗を植えたもので、長い間収穫には至らずにいて、その存在すら忘れていた。
左下:アスパラガスの根本には日に当たらずにこれから芽を出そうとしている幹を確認し、収穫した。
右下:ホームセンターで購入したキュウリ苗を4月29日に定植した。
夏野菜の定植
ホームセンターで夏野菜苗を購入し、4月29日に定植した。畑はヘアリーベッチで覆われており、そこを退けて土は耕さずに定植した。土の表面が露出しないように注意した。苗は甜瓜、ピーマン、トマト、ナスを購入し定植した。
5月の畑の様子
撮影5月29日:上の3枚は種からポットで育てたカボチャ、キュウリ、トマトの苗だ。この日に畑に定植した。下の3枚は4月29日に定植したキュウリ、ナス、ピーマンだ。キュウリは食害が見られ、犯人はウリバエであることを確認している。ピーマンは既に実をつけている。更に下の2枚は、トマトと甜瓜で、甜瓜はウリバエによる食害がひどいが、この後復活できるか注視したい。
6月の畑の様子
撮影6月13日:一番上の写真は5月15日に定植したカボチャ、定植後29日後の写真だ。あまり勢いは良くないが今後の成長を見守りたい。その下左は4月29日に定植したキュウリの初物で、定植後一か月半が経過している。右は種から育てたスイカ苗、この日に定植した。
その下は、畑を区範囲に撮影した写真だ。写真では分かりにくいが色々な野菜が写っている。私の畑は畝だてをせず、行き当たりばったりで野菜苗を植えている。その下の写真は4月29日に定植したトマトの写真だ。既に実を付けている。
7月の畑の様子
撮影7月3日:7月の畑の様子を撮影した。今年は適度に雨が降ってくれて野菜の生育はよい
各々の野菜は慣行農法でいう畝たてはしていない。すきな所に穴を掘って苗を植えている。
上から順にナス、甜瓜、ピーマン、スイカだ。この後も順調な生育を祈りたい。
野菜の収穫
撮影7月25日:ゴルフの帰りに畑に立ち寄り野菜を収穫した。甜瓜は程よく色づいていた。今年は野菜の生育がよい。ナス、シロキウリ、白ナスなどを収穫した。写真は家に帰って収穫した野菜をダンボールに移したものだ。
10月の畑の様子
撮影10月9日:10月の畑の様子を撮影した。上から3枚は9月に種まきを行った冬野菜だ。発芽は良かったとは言えないが、カブ、ニンジン、ダイコンで発芽が見られ、発芽後の生育は写真に見られえるように順調だ。
その下の2枚は白菜とキャベツの苗をホームセンターで購入して定植したもの。適度に雨が降ってくれて、食害に耐えながら成長している。
その下は10月入ってダイコンの種まきを行い、一度目の間引きを実施したもの。
サトイモづくり
撮影10月9日
このサトイモは2年がかりで育てており、今年は2年目。コンニャク芋は多年をかけて育てているようだが、サトイモはあまり聞かない。一年目に比べて大きく育っている。