自然農法10年目(2022年)の野菜作り
撮影2021年8月18日 電気柵コントロール部、バッテリーで動作してくれる
今年(2022年)で自然農法は10年目だ。一昨年辺りから獣害対応に追われ、狼の尿、ライオンの糞と、ニオイでイノシシや鹿を寄せ付けない戦法を試みたが、狼の尿はコストの問題が発生し、ライオンの糞は獣害がニオイに慣れてしまったせいか効果が見られなかった。そして、昨年は最後の手段(と考えた)として電気柵を設置した(写真)。
幸い電気柵を設置した後は、サツマイモ、ニンジン等で食害の被害は見られなくなっている。
草との共生・共存
草を活かすのが自然農法の肝であるが、肥えた土は草も大きく育つ(左の写真8月の畑)。何とか草に打ち勝つのは、カボチャ、サトイモぐらいで、スイカ、トマト、キュウリなどは周囲の草に負けてしまい、草をしっかり刈ってやらないとうまく成長できない。草との共存共生をコントロールするのは自然農法の永遠のテーマであろう。今年も覚悟して草と向き合いたい。
自然農法開始から10年目(2022年)の野菜作り 現在進行中
現在(5月)の畑の状況
電気柵に草が触れて電撃電圧が低下
忙しさにかまけて暫く畑に行かずにいたら、ヘアリーベッチなどが成長して電線を覆ってしまっていた。電線周囲の草を刈って対策した。
緑肥のヘアリーベッチ
ヘアリーベッチは自然農法では重要な役割を担っている。春先に繁茂して6月頃には種を残して本体を枯らす。夏野菜の栽培には都合の良い緑肥である。
カボチャ栽培
甘楽道の駅で購入したポット苗を5月11日に定植。下のカボチャの実はその苗の実だ。自然農法種子「かちわり」は4月21日にポットに蒔いた。順調に育って5月28日に畑に定植、最初ウリバエがついて勢いが悪かったが徐々に勢いを増してきた。
ナス栽培
甘楽道の駅で購入したポット苗を5月11日に定植。下のカボチャの実はその苗の実だ。自然農法種子「かちわり」は4月21日にポットに蒔いた。順調に育って5月28日に畑に定植、最初ウリバエがついて勢いが悪かったが徐々に勢いを増してきた。
キュウリ栽培
自然農法種子「白黄ウリ」4月21日ポットに蒔いた。5月28日苗を畑に定植した。
トマト栽培
自然農法種子「ブラジルミニ、メニーナ」4月21日ポットに蒔き、6月11日に畑に定植。
秋・冬 野菜の収穫
訳があって、夏から秋にかけて畑の記録が滞ってしまった。
上の写真は年が明けて1月の中旬、だいぶ寒い日が続いていた中収穫した根菜類だ。カブ類は収穫が遅れ大きく育っているが、立派に育った。ダイコンは地上に出ている部分が霜に当たり一部フカフカになっているところがあったが食用には問題ない。ニンジンは土の中にあるためかこの時期の収穫に問題はない。
2022年の野菜作りはこれで終了だ。自然農法を初めて10年、自然を活かして、耕さず、草を活かし、無農薬、無肥料で土造りを進めてそこに野菜の種を蒔き、苗を植えてきた。無肥料、無農薬でも野菜は立派に育つことが分かってきた。