野菜つくりと収穫

不耕起 草や虫を生かす 持ち込まない 

 自然農法9年目(2021年)の野菜作り 

4年目の夏野菜収穫

撮影2020年7月27日 自然農法8年目、食害にあったスイカ

4年目の夏野菜収穫

イラスト  今年(2021年)で自然農法は9年目だ。昨年は、獣害対応に追われた一年だった。
7月頃だったか、畑で辺りが薄暗くなり帰宅の準備を始めると、隣の耕作を放棄した畑の草むらから生き物の気配が感じられた。気配はだんだん自分の方に近づいてきて、何だろうとゾッとしていると、舗装された農道にいきなり数頭のイノシシが現れたのだ。幸いまだ子供のイノシシだったので、安心したが、お互い目と目を合わせている状態が数秒続くと、イノシシの方から視線を外して草むらの中に消えていった。向かってきたら戦おうとも思ったが、畑の周辺にイノシシが闊歩していることを実感した瞬間だった。
獣害対応
獣害は小規模農業にとって深刻な問題となってきたようだ。周辺の畑でも多くの人が獣害に合っているようだ。自分のところの畑にも、遂にやってくるようになったのだ。昨年は、スイカとサツマイモが獣害被害で全滅した。ダイコンやナスはあまり好きではない様だが、かじることはする。困ったものだ。
獣害対策を色々考えているが、昨年は狼の尿を購入して設置してみたがコストが高くつきすぎる。幸い近隣のサファリパークからライオンの糞を入手できたので(写真)、今年はこの糞を忌避剤として設置してみようと思っている。
草との共生・共存
草を活かすのが自然農法の肝であるが、肥えた土は草も大きく育つ。何とか草に打ち勝つのは、カボチャ、サトイモぐらいで、スイカ、トマト、キュウリなどは周囲の草に負けてしまい、草をしっかり刈ってやらないとうまく成長できない。草との共存共生をコントロールするのは自然農法の永遠のテーマであろう。今年も覚悟して草と向き合いたい。  

 自然農法開始から9年目(2021年)の野菜作り 現在進行中

苗つくりから始める野菜つくり

  カボチャ トマト スイカ ナス

夏野菜の苗つくりにチャレンジ 
自然農法の種を購入し、苗つくりにもチャレンジしている。上から、カボチャ、トマト、スイカ、ナスの苗だ。種おろしは、全て4月14日、それ以前に蒔いても低温のせいか中々発芽しないのだ。経験から導き出した日にちだ。一番に発芽するのは、カボチャ、それから順にキュウリ、スイカ、ナスの順番だった。

カボチャ トマト ナス

夏野菜在来青ナス
写真上は唯一と言っていいか、収穫出来ている自然農法ナス。ここまで成長するのにだいぶ時間がかかった。

スイカ

イノシシの餌となってしまったスイカ
4月30日に定植したスイカは順調に生育していたのだが、7月に入ってイノシシに食べられてしまった。

トマト

苗の定植 
上の写真から、一番上はカボチャ、定植は5月18日で、写真は定植後8日後の写真、日照りが続いて苗に勢いがない。ウリハムシに舐められて、さらに勢いがない。
その下は、ナスだ。在来青ナスという種類で、苗としてはかなり小さいのだが、雨がちの天候を考慮して思い切って早い定植にチャレンジしてみることにした。その下は、スイカ、種類は黒小玉スイカで、苗としては小さいのだが、ナスと同様に早上にチャレンジ。その下は、トマト、種類はブラジルミニとメナーニ、どちらがどっちか見分けがつかない。
苗の育成と獣害 
カボチャ:成長が遅い。例年7月に入ると草に負けじと大きくなるのだが、今年はそれが無い。更にいくつかついていた実は収穫時期になると消えていた。獣害の可能性が高い。
スイカ:そこそこ成長し実もいくつかつけていたのだが、まだ十分に熟しきれない段階で、イノシシだろうか食べ散らかした後を確認した。
トマト:獣害のショックか、草の管理を怠っていたら、草の中に消えてしまった。

サツマイモ

4月30日にホームセンターでサツマイモ苗を購入、畑に定植していた。ところが、7月7日にイノシシに掘り返されてしまい、残っていたツルの先端を切って苗とし植えたのが上の写真だ。無事に成長することができている。更にイノシシ対策として、畑の周囲に電気柵を設置した。これで、獣害を心配する事無く、野菜作りができることを祈った。

ニンジン ダイコン カブ

秋野菜の種おろし
イノシシによる獣害はショックだったが、それにひるまず秋野菜の準備に入った。まずはニンジンだ。発芽をすれば先ずは成功と言われているようだ。確かに7月(14日)に蒔いた種は発芽を見ることは無かった。8月も下旬になると雨の日が続き、畑に十分な湿り気が得られた。そのタイミングで8月31日に種おろしを行った。一番上は9月12日に発芽を確認した写真だ。一安心だ。
下の2枚は、ダイコンとカブの発芽写真、9月5日に種おろしを行い、12日に発芽を確認した。

キュウリ

夏野菜
写真上は遅く植えたキュウリ。ホームセンターで購入した苗を確か、6月ごろ植えたもので良く育った。継続して収穫出来ており、4月末に定植したキュウリが不作だったので助かった。自然農法の特徴と言っていいと思うが枯れた草で地面は見えない。収穫したキュウリは大変味が良い。

スモモ(プラム)作り 植え付け2014年

プラムの花 プラムの花 プラム剪定後

写真中 撮影2019年2月17日、今年も2月に入って剪定を行った、一年たって枝が増えているのが判る。暖かいせいか、緑肥のへアリーベッチが畑を覆っている。プラムは毎年鹿の食害に会っており、昨年も幹の表皮に食害の跡が見られた。
写真右 撮影2019年4月9日、4月になって白い花が咲いた。今年はどの程度実を付けてくれるか。鹿の食害で木にあまり勢いがなく、心配。
写真左 撮影2019年5月22日、花が実になった。
●ポイント:残念ながらプラムには病気が入ってしまったようだ。実が熟すことなく、このあと落下してしまった。