野菜つくりと収穫

不耕起 草や虫を生かす 持ち込まない 

 自然農法8年目(2020年)の野菜作り 

4年目の夏野菜収穫

撮影2019年8月7日 自然農法開始7年目、真夏の夕暮れ。一見きれいに見える夕焼けだが、子供の頃(60年ぐらい前)とどこか違う

イラスト  今年(2020年)で自然農法は8年目になる。左の写真は昨年の8月、農作業を終えて西の空を映した写真だ。一見きれいな夕焼けだが、写真をじっくり見ていたら、子供の頃(60年ぐらい前です)にみた夕焼けと大気感がだいぶ違っていることに気がついた。写真は夕焼けの一部を切り取ったものだが、まるで火星を見ているようだ。温暖化は人類共通の大きなテーマとなっている。そんな中での野菜作り、昨年一年を振り返ってみた。
環境変化対応
昨年はある程度雨は降ってくれたが、畑への冠水は必須だ。晴れの日が続くことが多く、特にキュウリやトマト、カボチャなどの定植時は水やりは必須となっており、その後も、注意しないと苗を枯らしてしまうことになるので、冠水に留意してゆく。
草との共生・共存
草を活かすのが自然農法の肝であるが、肥えた土は草も大きく育つ。何とか草に打ち勝つのは、カボチャ、サトイモぐらいで、スイカ、トマト、キュウリなどは周囲の草に負けてしまい、草をしっかり刈ってやらないとうまく成長できない。草との共存共生をコントロールするのは自然農法の永遠のテーマであろう。  

 自然農法開始から8年目(2020年)の野菜作り 現在進行中

秋蒔き野菜の種子の直播栽培:自然農法種子、カブ在来種、葉菜類在来種

  ダイコン カキナ カブ アオナ

種子の直播にチャレンジ 
過去に種子の直播にチャレンジしているが、うまく発芽しないことが多かった。そのため、ポットに種を蒔いて育苗したものを畑に植えることが多かった。野菜の成長は、直播の方が良いようなので、Eテレの野菜作りを参考にして、秋蒔き野菜の直播にチャレンジしてみた。自然農法は不耕起栽培を謳っているのだが、土は耕すことにした。そして、種を蒔いた後にEテレでは、もみ殻で被覆するのだが、自然農法では枯れ草で土を覆うことにした。蒔いたあとは十分に冠水した。
上の写真
撮影2020年9月8日 上左:ダイコン(種まき9月1日)、上右:川島カキナ(たねまき9月3日)、下左:木曽紫カブ(種まき9月3日)、下右:新戒青菜(種まき9月3日)。 種まきを行う場所は、草を取り除いてよく耕した。

ニンジン ニンジン

上の写真
撮影2020年9月29日 上左:ニンジン(種まき9月8日)、上右:春菊(たねまき9月8日)

収穫
撮影2020年11月6日 左:新戒青菜、右:ダイコン

青菜 ダイコン

収穫
撮影2020年11月6日 左:春菊、右:木曽紫カブ

春菊 カブ

サツマイモ(金時、パープルスイートロード2品種、ホームセンターで購入)

  カボチャ

草に負けていない ポットで苗をホームセンターで購入、5月11日に定植。通常サツマイモの苗は根が付いていないがこの苗はプランター対応となっており、根がついていた。畑への定植であったが、そのまま植えた。周りの草を刈ってサポートしている。

サツマイモ

イノシシ獣害のリカバリー
獣害はショックであったが、一抹の希望をもって成長したツルで苗を作って、畑に植えてみた(7月27日)。 その後、苗は定着してグングン育った。イモまでに成長してくれるか心配であったが、11月6日(苗の定植から102日)に掘ってみると、写真のように立派なイモに成長し、収穫することができた。実はこの日に掘ったのは、又イノシシと思われる獣が堀った跡が見られたのだ。イノシシ対策として狼の尿を購入し、ビンに入れて周辺を囲っておいたのだが、殆どが揮発してしまい効果を心配していた。そこで、これ以上放置するのは危ないと考え、この日に掘ってみたのだ。
今回の教訓(サツマイモ苗を自分で作る)は、今後のサツマイモ作りに生かしてゆきたい。

自然農法種子:カボチャ(かちわり)

  カボチャ

草に負けていない ポットで苗を作って、5月に定植したときはだいぶ弱々しかった。6月になっても勢いを感じられず心配していたが、7月に入るとグングン成長してきた。今年は雨が多く、日照りの心配は無いのだが草の勢いは半端ではない。しかし、それに負けずにカボチャは育っている。周りの草を刈ったりすることない。

購入苗:スイカ 4ポットをホームセンターで購入(黄色)

  スイカ

順調に成長 スイカは種から育てているものもあるが。ホームセンターに立ち寄った際にポット苗を購入。時期的に遅かったせいか赤色のスイカは既に売れきれで、黄色の物を4ポット購入した。翌日(5/11)に畑に定植、写真は71日経過後。人工授粉は実施していないが、数個の実を付けていることを確認、うまく成長している。

購入種:春菊の種まき

  春菊 春菊 春菊 春菊

購入苗 ・ナス・トマト・キュウリ の定植 

  ナスの定植 トマトの定植 キュウリの定植

写真左、中、右 撮影2020年5月11日。ホームセンターで苗を購入、4月の30日に定植、写真は、定植11日後に撮影。途中で適度に雨も降って、無事に根付いたようだ。
キュウリの定植

春蒔きの野菜作り ニンジン 小松菜 大根  

  春の種まき 大根の種 種まき

写真左 撮影2020年4月2日、暖かくなってきて春に蒔ける野菜の種を蒔くことにした。ホームセンターでニンジンと小松菜の種を購入、畑に直播きした。写真は種を蒔いて覆土し、さらに枯れ草等で地面が露出しないように覆ったもの。畑への直播は発芽率が悪く試行錯誤が続いている。
写真中 撮影2020年4月7日、5日後にさらに春菊と大根の種を蒔いた。写真は大根の種だ。
写真右 撮影2020年4月9日、発芽には土の湿り気が重要な要素になると考えている。写真は、4月2日以来ずっと天気で雨が無かったので、水やりに行った時のもの。2日に蒔いた小松菜が発芽しているのを確認できた。

ニンジン ダイコン コマツナ

写真左、中、右 撮影2020年5月11日。4月に蒔いたニンジン、ダイコン、コマツナの種は、無事発芽し順調に成長している。

イチゴ作り   商品名 ジャンボ、章姫 各々5ポット購入 

  イチゴ定植 イチゴ定植

写真左、中 撮影2020年4月日、3月の下旬ホームセンターへ行くとイチゴの苗が並んでいた。2種類の苗を各々5ポット購入した。翌日畑に行き定植、写真は定植後13日の写真、その間、雨も適度に降ってくれて、うまく根付いた様だ。

ジャガイモ作り   南米アンデス原産 ナス科 

  種芋 種芋定植 種芋定植

写真左、中 撮影2020年3月12日、今年も二種類の種芋を購入、アンデスレッド:2kg、ホッカイコガネ:2kgだ。ここでもイノシシの食害の話を聞くが、イノシシは昔から作られているジャガイモを好んで食べる習性があると聞いていたので、最近はやりの種イモを購入した。ジャガイモはカットして植える事が多いが一個丸ごと植えた。
写真右 撮影2020年3月12日、定植後の写真、表面に土を露出させないように、枯れ草、刈り取ったヘアリーベッチで覆った。

種芋定植 種芋定植 種芋定植

写真 撮影2020年4月21日、一か月半が経つと,芽が出て、大きく育ってきた。

スモモ(プラム)作り 植え付け2014年

プラムの花 プラムの花 プラム剪定後

写真中 撮影2019年2月17日、今年も2月に入って剪定を行った、一年たって枝が増えているのが判る。暖かいせいか、緑肥のへアリーベッチが畑を覆っている。プラムは毎年鹿の食害に会っており、昨年も幹の表皮に食害の跡が見られた。
写真右 撮影2019年4月9日、4月になって白い花が咲いた。今年はどの程度実を付けてくれるか。鹿の食害で木にあまり勢いがなく、心配。
写真左 撮影2019年5月22日、花が実になった。
●ポイント:残念ながらプラムには病気が入ってしまったようだ。実が熟すことなく、このあと落下してしまった。