自然農法7年目(2019年)の野菜作り
撮影2018年11月8日 自然農法開始6年目、暖冬の影響か、夏野菜が11月に入っても収穫できた。ミニトマトはこぼれ種が自然に成長、秋ナスも遅くまで収穫できた。
今年(2019年)で自然農法は7年目になる。
昨年は日本列島は台風などの大雨に見まわれる所が多くあったが、群馬、特に高崎・藤岡地域は雨が少なく、野菜作りは水やりに苦労した。
2018年の野菜作りの反省は二点ある。一つはスイカ、トマト等で草の勢いに負けてしまって、収穫が極端に少なかったことだ。自然で良いと言っても草の勢いも半端なくなってきており、今後は草を抑える対応が必要になってきた。もう一つは、畑に直蒔きするタネ(シュンギク、ニンジン、コマツナ等)の発芽率が極端に低かったことだ。これも今年のテーマだ。
自然農法開始から7年目(2019年)の野菜作り 現在進行中
ナス作り 固定種 信越水ナス インド東部原産 ナス科
写真左 撮影2019年6月6日、自然農法の種を4月14日にポットに種おろし。50%発芽率は5月3日。
写真中 撮影2019年6月6日、苗完成、同日定植。
写真右 撮影2019年6月11日、定植後5日、雨が降り畑は潤いがある。枯れたへアリーベッチが草マルチとなっている。
写真下左 撮影2019年7月2日、定植後26日。根がしっかりと張った様子がうかがわれる。青々とした草が目立ち始めた。
写真下中 撮影2019年7月8日、定植後32日。幹はそれ程大きくないが収穫ができる実を付け、初収穫となった。
スイカ作り 固定種 黒小玉スイカ 南アフリカ原産 ウリ科
写真左 撮影2019年5月29日、自然農法の種を4月14日にポットに種おろし。50%発芽率は4月28日。
写真中 撮影2019年5月29日、5月29日に苗完成、同日定植。
写真右 撮影2019年7月2日、定植後34日。受粉し、実を付けているのが確認できた。
●ポイント:スイカの周りの草は勢いが強くほっておくとスイカを駆逐してしまう。適度に周囲の草は刈ってやりたいが、誤ってスイカの弦を刈ってしまうことがあり、注意が必要。
トマト作り 自家採種素材トマト 自生え大玉、他 南米アンデス山麓原産 ナス科
写真左 撮影2019年5月22日、自然農法の種を4月14日にポットに種おろし。50%発芽率は4月20日。
写真中 撮影2019年5月29日、5月22日に定植、定植後7日、途中水やりを2回実施。白く見えるのは地力アップ用の米ぬか。
写真右 撮影2019年6月11日、定植後20日、今までは定植後は手を加えず自然のままにしていたが、草負けしてしまうことが多く、
今年は支柱を立てて幹をサポートしてみることにした。
写真上 撮影2019年7月2日、定植後41日。幹は順調に成長、芽かきを丁寧に実施している。
●ポイント:この辺りまではうまく育ってくれるのだがこれから先が大変だった。支柱は一本では幹が倒れてしまう。やはり、3本が理想的だ。周囲の草もこまめに刈らないと草に負けてしまう。
キュウリ作り、自家採種素材 白黄ウリ インド・ヒマラヤ山麓原産 ウリ科
写真左 撮影2019年5月22日、自然農法の種を4月14日にポットに種おろし。50%発芽率は4月20日。
写真中 撮影2019年5月22日、この日(5/22)に定植。
写真中 撮影2019年6月11日、定植後20日。
写真下左 撮影2019年7月2日、定植後41日。初めて収穫。
●ポイント:このキュウリはよく実をつけた。草にもよく対抗してくれた。真夏には周囲の草の勢いはすさまじく、こまめに刈ってやることが大事。
カボチャ作り、交配種 かちわり 中南米原産 ウリ科
写真左 撮影2019年5月19日、自然農法の種を4月14日にポットに種おろし。50%発芽率は4月23日。この日に定植
写真中 撮影2019年5月22日、定植後3日。
写真中 撮影2019年6月11日、定植後22日、乾ききっていた畑だが、梅雨入りと共にまとまった雨が降り、野菜に勢いが出てきた。
写真上 撮影2019年7月2日、定植後44日、梅雨の雨で大きく成長、ただ実の付きが悪いのが気にかかる。
●ポイント:今年初めて摘芯を行った。弦の先端部分を摘むのだ。これにより弦が四方に這い、実の付きがよくなった。唯一カボチャは周囲の草との競争に打ち勝ち大きく育ってくれた。8月に収穫したカボチャは日持ちがよく、正月まで食べることができた。
サツマイモ作り 中南米原産 ヒルガオ科
写真左 撮影2019年5月16日、サツマイモ苗をはホームセンターで購入。苗の種類は安納芋。この日に定植
写真中 撮影2019年5月29日、定植後13日、定植後2回ほど水やりを実施、なんとか根付いた様だ。
●ポイント:7月に入り弦も大きく育ってきたところで、イノシシ(か)の食害に会ってしまい、今年の収穫は望めなくなった。獣の食害は周囲で多く発生しているようで、今後悩みの種になりそうだ。
サトイモ作り インド東部原産 サトイモ科
写真左 撮影2019年4月17日、種芋は園芸店で購入。石川早生とセレベスを各1kg購入した。
写真中 撮影2019年4月17日、この日に定植。
写真中 撮影2019年7月2日、定植後76日、中々芽が出ず心配していたが、梅雨の長雨で芽が出てきて一安心。
●ポイント:どういう訳か、定植をしていない所でサトイモが大きく育った。前の年の取り残しが育ったようで、今後はこれを利用して、収穫時に全て掘り出さずにいくつか残しておくことにした。
ネギ作り 中国西部原産 ユリ科
写真左 撮影2019年4月09日、この苗は種から育てた。種は下仁田ネギ、種おろしは2018年10月12日、この日までに180日を要している。
写真左 撮影2019年4月09日、この日に定植。
●ポイント:ネギの周囲の草は大きく伸びて、ネギは見えなくなってしまった。しばらくして確認するとすっかりネギは消えてしまった。草との共生は厳しいようだ。
ジャガイモ作り 南米アンデス原産 ナス科
写真左 撮影2019年3月12日、今年は二種類の種芋を購入、男爵3kg、アンデスレッド2kgだ。ジャガイモはよくカットして植える例が多いが一個丸ごと植えた。
写真中 撮影2019年6月6日、定植後2か月と18日、花をつけたアンデスレッドだ。
写真右 撮影2019年7月8日、定植後3か月と20日、6月に花をつけたアンデスレッドの地上部は更に成長を続けている。
写真下 撮影2019年7月2日、定植後3か月と14日、周りの畑では収穫が終わっているが、自然農法ではこれからだ。
●ポイント:8月に入ると葉が枯れ始めた。このころ収穫に入った。収穫はこれで良いようだ。サトイモであったように小さな芋を何個か残した。
アスパラガス作り 購入苗の定植 2018年4月9日 南ヨーロッパ原産 ユリ科継続
写真左 撮影2018年4月9日、苗の定植日、このような苗が売られている。
写真中 撮影2019年2月27日、秋冬を過ぎると幹や葉はすっかり枯れる。鎌で刈って根の上に置いた。
アスパラガスは一度植えると年々株が大きくなるという。昨年植えたアスパラ、今年は収穫できるかな。
写真右 撮影2019年4月17日、一年が経過してアスパラの茎が顔を出した。収穫しても良いのかどうか、今年は収穫せずに株を大きくすることに専念することにした。
スモモ(プラム)作り 植え付け2014年
写真中 撮影2019年2月17日、今年も2月に入って剪定を行った、一年たって枝が増えているのが判る。暖かいせいか、緑肥のへアリーベッチが畑を覆っている。プラムは毎年鹿の食害に会っており、昨年も幹の表皮に食害の跡が見られた。
写真右 撮影2019年4月9日、4月になって白い花が咲いた。今年はどの程度実を付けてくれるか。鹿の食害で木にあまり勢いがなく、心配。
写真左 撮影2019年5月22日、花が実になった。
●ポイント:残念ながらプラムには病気が入ってしまったようだ。実が熟すことなく、このあと落下してしまった。
農園の所在地 群馬県藤岡市
にわか農園主 白菜ほうれんそう
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